2016年10月11日火曜日

判例時報 と判例評論


法情報検索 各論 4 文献検索 3

講義で紹介された文献や
レジュメに記載されている
参考文献について
よく尋ねられるもののうち
『 判例評論 』 の所蔵
についての質問あります。

まず,
『 判例評論 』
についてですが

『 判例評論 』 は
単体の雑誌ではありません。


『 判例時報 』の 毎月1日号
「 別冊 」 のような形で
『 判例評論 』 が付いて いて
毎号5~10件の記事が記載されています。
つまり,付録です。

『 判例時報 』と『 判例評論 』には
それぞれ 別の号数 がついています。


また,
『 判例評論 』 には
『 判例時報 』本体との
通しページ数 と,
『 判例評論 』 独自の
ページ数 の
2種類のページが表記

されています。

これらが,ややこしく
わかりにくくさせる
理由のひとつです。


データベースでの検索 では
例えば
TKCの場合
「 評釈等所在情報 」
【 判例評論530号16頁
( 判例時報1809号附録 178頁 )】

といったように
『 判例評論 』 と『 判例時報 』 の
号数とページ数が
併記されています。


他方,
LLIの場合
「 評釈論文 」 には
【 判例評論530号16頁 】

『 判例評論 』 の
号数とページ数のみの記載 に
なっていて
『 判例時報 』 の
号数とページ数が
併記されていません。


したがって,検索対象により
データベースの選択が重要です。


無料のデータベースで
検索するならば
『 国立国会図書館サーチ 』 からの
『 NDL雑誌記事索引 』
無難でしょう。

● 国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/


判例時報社のWebサイト が
http://hanreijiho.co.jp/

2016年5月9日より
新規公開されましたので,
バックナンバー等の項目から
『 判例評論 』 の検索も
しやすくなったのかな?
と,期待をしていたところ

『 判例評論 』 の号数は
出ていませんでした。
( 2016年10月11日 現在 )
・・・ 残 念 ・・・


これはまあ,「 索引号 」
買ってください。
ということでしょうね。


ということで,
昔ながらの一般的な検索方法で行うには
「 索引号 」 を活用します。

1000号ごとに発行される
臨時増刊 『 判例時報総索引 』 には
『 判例評論 』 の索引
含まれています。

また,各年の「 3月1日号 」にも
だいたい,35号分程度まとめた
「 総索引 」 が
『 別冊付録 』 として付いてきます。


図書館の製本された
『 判例評論 』を調べるには
各図書館で製本する際に
図書館ごとの方法により
『 判例時報 』と『 判例評論 』 を
別々に製本していることがあります。

もし,
目的のページが抜けている場合には
別に製本された『 判例評論 』 に
掲載されていることも考えられるため
そちらも確認したほうが
よいでしょう。

なお,当然ながら
欠号のこともあります。

最後に,もうひとつ
頭に入れておいてほしいことは

引用論文を探す場合,
出典表示に
『 判例時報 』 ○号○頁 と
なっていても,
実際には
『 判例評論 』 に
掲載されている場合があります。
号数,ページ数の表示方法も
著者により出典表示は
まちまちということに
留意しておいてください。


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

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