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2024年10月16日水曜日

クイズ王の勉強法からの〜特別区職員ハンドブックのはなし

クイズ王の勉強法
特別区職員ハンドブックと
メルカリの現象
についての雑記

昔放送されていたクイズ番組を
今改めて観ていると
色々と参考になるものがあります。

その一つに
クイズ王と呼ばれた方々が
どういった勉強をしていたのか
ということです。

まずは
第1回 アメリカ横断ウルトラクイズ
優勝者 である
松尾清三 氏 の 勉強方法です。

クイズ番組のオールドファンならば
松尾さんの名はほとんどの方が
知っているのではないでしょうか。

この方法は
『 ギミア・ぶれいく 』
第1回 史上最強のクイズ王決定戦

( 1989年11月14日 )で
放送されていたものです。

松尾 氏は
クイズ番組の出場が決まると
新聞などから
クイズに出そうな記事をチェックし
問題形式にして
カセットに吹き込んで聞く。

という勉強方法が紹介されていました。

資格試験,大学受験の勉強や
研修などにおいても
問題を作って解く作業は
頭によく定着する方法
だと思います。

番組では他に
森田敬和 氏の
クイズ番組を録音した
カセットテープを
仕事の合間にひたすら聞く
方法。

大木一美 氏の
多くのクイズ番組を録画して観たり
クイズの本をとにかく読む
方法。

これらは
資格試験や大学受験勉強的には
“ 過去問を何度も回す。”
といったところでしょうか。

その他には

水津康夫 氏の
あらゆるジャンルの本を
ひたすら読む
こと。


これは 司法試験勉強的に言えば
“ 基本書を回す ” ということに
近いのかな !?

このように
名だたるクイズ王の勉強方法が
紹介されていました。

クイズといっても
試験と全く関係ないものではありません。

公務員行政書士試験 などの
一般知識問題
時事や歴史,政治経済の問題は
出題の的が絞りにくく
雲を掴むようで
得点の確実性に
欠けるところがありますが
クイズ好きは
こういったところを得意としています。

それから
マスコミ関係の就職を
希望している方たちにも有効ですね。

これらを見ると
クイズの勉強 といっても
資格試験や大学受験の勉強法に
有効であるということがわかります。


だから
公務員やマスコミ志望の学生
大学で 『クイズ研究会』 に入ると
有利と言われる所以です。

それから要は
勉強しなければならないのではなく
勉強( クイズ )が
好きでしょうがないレベルになると
どんどん頭に入る
ということです。

そして
“ 繰り返す ” ということでしょう

クイズといえば以前に
『 クイズダービー 』という
テレビ番組がありました。
この番組で
漫画家の はらたいら 氏が
驚異的な正解率を叩き出していましたが
その理由について
はらたいら 氏自身が
自分と問題作成者の情報ソースが
同じだったから
ではないか !?
と語っていた記憶があります。

当時のクイズ番組での強者といえば
作家や時事の四コマ漫画などの
風刺を描いていた漫画家でした。
問題作成者の構成作家と
情報ソースが被るというのは
日々情報を仕込んでいる者同士なので
頷ける気がします。

このように
種本(情報ソース)を知ることも
試験対策には重要
です。
色々な本を読んでいると
あっ!これは!
と思う本に巡り合います。

資格試験の参考書
予備校テキスト にも
種本 があります。

旧司法試験の頃は
試験委員の学者が執筆した
体系書があり
そこからの出題が多かったので
それを「基本書」として
勉強することが王道でした。
しかし
これらの本が難解だったこともあり
予備校などが
「基本書」を種本として
それを噛み砕いたり
まとめたりした
「予備校本」と呼ばれる
参考書の需要が多くありました。

今となっては
「基本書」自体が
平易に書かれているため
昔,法曹同人から出ていた
佐藤憲法解読入門
新堂民訴法解明講座
渥美刑訴答案作成の技法と研究
といった類の本は見なくなりました。

特別区公務員試験においても
予備校の 特別区公務員対策講座
配られる
テキストレジュメ
特別区の政策の部分
『 特別区職員ハンドブック 』
第1編 第3章(区民のくらしと区政)
中心にまとめたものが多く見られます。
特別区公務員対策講座 での
テキスト,レジュメ作成
参考書の執筆 において
『 特別区職員ハンドブック 』
「 あんちょこ 」みたいなものです。

試験勉強において
種本といわれる基本書を購入して
自分でまとめて整理するのか。

あるいは
他人がまとめた資料や収集した情報を
高い対価を払って入手するのか。

前者は『 独学 』, 後者は『 予備校 』
ということでしょう。

また
『 独学 』での
時事問題対策 においても
先述の 松尾式勉強法 のように
新聞を読んで
問題となりそうな箇所を
自分で抽出する
のか。
あるいは
ニュースや新聞の重要点をまとめた
『 ニュース検定 』
(ニュース時事能力検定)の
1・2・準2級対応の問題集
『 新聞ダイジェスト 』を購入して
読み解きするのか。
これも
『 自力 』でやるか
『 他力 』を使ってやるかの選択です。

ところで
『 特別区職員ハンドブック 』
特別区職員採用試験の
1,2週間前に駆け込みで
購入する方が多く見られます。

予備校で勧められたから
とか
“ 使える ” からという情報で
他の受験生も購入しているから
との理由のようですが

ヤマを張る には
量が多すぎるし
そこから出題されそうなところを
抽出して答案構成するのにも
時間がかかります。

けれどもあえて購入するのは
“ お守り ” として
とりあえず持っておく
という 安心感 なんでしょう。

定価は 税込 880円 とリーズナブル。
ぎょうせいオンラインショップ
 購入の場合は
送料の 770円 が加算されて 1,650円
 になります。)
なのでとりあえず買っておけばよい
という考えだと思っていたのですが…

何と!これがビックリ !!

試験直前頃には
メルカリ
2,000円以上ダフ屋価格
売り買いされているんですよ!
別に
在庫が無いわけでも
限定本でもないんですがね … !?

売り手としても
そんな “ ぼろい価格 ” でも
買い手があるので
当然売りますよね!

ただしこれは
試験直前期といえども
ヤフオク,PayPayフリマ,ラクマでは
そんな “ ダフ屋価格 ” では売れず
メルカリだけに起こる現象のようです。

『 溺れる者は藁をも掴む 』
とはよく言ったもので
普段はメルカリせこく値引きしてくる
金欠の学生が多い中
そういうところには
よく調べもせずに
お金を出してしまうんですねぇ…。


このはなしを始めると
量が多くなるので
ヤマの張り方を含めて
別の回で述べましょう。

といったところで

今回は
なつかしのクイズ番組から
クイズ王たちの勉強法を紹介しつつ
『 特別区職員ハンドブック 』と
メルカリの現象についても
書き綴ってみました。


以上
読んでいただき
ありがとうございました。