クイズ王の勉強法や
特別区職員ハンドブックと
メルカリの現象についての雑記
昔放送されていたクイズ番組を
今改めて観ていると
色々と参考になるものがあります。
その一つに
クイズ王と呼ばれた方々が
どういった勉強をしていたのか
ということです。
まずは
第1回 アメリカ横断ウルトラクイズ の
優勝者 である
松尾清三 氏 の 勉強方法です。
クイズ番組のオールドファンならば
松尾さんの名はほとんどの方が
知っているのではないでしょうか。
この方法は
『 ギミア・ぶれいく 』
第1回 史上最強のクイズ王決定戦
( 1989年11月14日 )で
放送されていたものです。
松尾 氏は
クイズ番組の出場が決まると
新聞などから
クイズに出そうな記事をチェックし
問題形式にして
カセットに吹き込んで聞く。
という勉強方法が紹介されていました。
資格試験,大学受験の勉強や
研修などにおいても
問題を作って解く作業は
頭によく定着する方法だと思います。
番組では他に
森田敬和 氏の
クイズ番組を録音した
カセットテープを
仕事の合間にひたすら聞く方法。
大木一美 氏の
多くのクイズ番組を録画して観たり
クイズの本をとにかく読む方法。
これらは
資格試験や大学受験勉強的には
“ 過去問を何度も回す。”
といったところでしょうか。
その他には
水津康夫 氏の
あらゆるジャンルの本を
ひたすら読むこと。
これは 司法試験勉強的に言えば
“ 基本書を回す ” ということに
近いのかな !?
このように
名だたるクイズ王の勉強方法が
紹介されていました。
クイズといっても
試験と全く関係ないものではありません。
公務員 や 行政書士試験 などの
一般知識問題 の
時事や歴史,政治経済の問題は
出題の的が絞りにくく
雲を掴むようで
得点の確実性に
欠けるところがありますが
クイズ好きは
こういったところを得意としています。
それから
マスコミ関係の就職を
希望している方たちにも有効ですね。
これらを見ると
クイズの勉強 といっても
資格試験や大学受験の勉強法に
有効であるということがわかります。
だから
公務員やマスコミ志望の学生 は
大学で 『クイズ研究会』 に入ると
有利と言われる所以です。
それから要は
勉強しなければならないのではなく
勉強( クイズ )が
好きでしょうがないレベルになると
どんどん頭に入るということです。
そして
“ 繰り返す ” ということでしょう
クイズといえば以前に
『 クイズダービー 』という
テレビ番組がありました。
この番組で
漫画家の はらたいら 氏が
驚異的な正解率を叩き出していましたが
その理由について
はらたいら 氏自身が
自分と問題作成者の情報ソースが
同じだったからではないか !?
と語っていた記憶があります。
当時のクイズ番組での強者といえば
作家や時事の四コマ漫画などの
風刺を描いていた漫画家でした。
問題作成者の構成作家と
情報ソースが被るというのは
日々情報を仕込んでいる者同士なので
頷ける気がします。
このように
種本(情報ソース)を知ることも
試験対策には重要です。
色々な本を読んでいると
あっ!これは!
と思う本に巡り合います。
資格試験の参考書 や
予備校テキスト にも
種本 があります。
旧司法試験の頃は
試験委員の学者が執筆した
体系書があり
そこからの出題が多かったので
それを「基本書」として
勉強することが王道でした。
しかし
これらの本が難解だったこともあり
予備校などが
「基本書」を種本として
それを噛み砕いたり
まとめたりした
「予備校本」と呼ばれる
参考書の需要が多くありました。
今となっては
「基本書」自体が
平易に書かれているため
昔,法曹同人から出ていた
佐藤憲法解読入門,
新堂民訴法解明講座,
渥美刑訴答案作成の技法と研究
といった類の本は見なくなりました。
特別区公務員試験においても
予備校の 特別区公務員対策講座 で
配られる
テキスト や レジュメ の
特別区の政策の部分 は
『 特別区職員ハンドブック 』 の
第1編 第3章(区民のくらしと区政)を
中心にまとめたものが多く見られます。
特別区公務員対策講座 での
テキスト,レジュメ作成 や
参考書の執筆 において
『 特別区職員ハンドブック 』 は
「 あんちょこ 」みたいなものです。
試験勉強において
種本といわれる基本書を購入して
自分でまとめて整理するのか。
あるいは
他人がまとめた資料や収集した情報を
高い対価を払って入手するのか。
前者は『 独学 』, 後者は『 予備校 』
ということでしょう。
また
『 独学 』での
時事問題対策 においても
先述の 松尾式勉強法 のように
新聞を読んで
問題となりそうな箇所を
自分で抽出するのか。
あるいは
ニュースや新聞の重要点をまとめた
『 ニュース検定 』
(ニュース時事能力検定)の
1・2・準2級対応の問題集 や
『 新聞ダイジェスト 』を購入して
読み解きするのか。
これも
『 自力 』でやるか
『 他力 』を使ってやるかの選択です。
ところで
『 特別区職員ハンドブック 』 を
特別区職員採用試験の
1,2週間前に駆け込みで
購入する方が多く見られます。
予備校で勧められたから
とか
“ 使える ” からという情報で
他の受験生も購入しているから
との理由のようですが
ヤマを張る には
量が多すぎるし
そこから出題されそうなところを
抽出して答案構成するのにも
時間がかかります。
けれどもあえて購入するのは
“ お守り ” として
とりあえず持っておく
という 安心感 なんでしょう。
定価は 税込 880円 とリーズナブル。
( ぎょうせいオンラインショップ で
購入の場合は
送料の 770円 が加算されて 1,650円
になります。)
なのでとりあえず買っておけばよい
という考えだと思っていたのですが…
何と!これがビックリ !!
試験直前頃には
メルカリ で
2,000円以上 の ダフ屋価格 で
売り買いされているんですよ!
別に
在庫が無いわけでも
限定本でもないんですがね … !?
売り手としても
そんな “ ぼろい価格 ” でも
買い手があるので
当然売りますよね!
ただしこれは
試験直前期といえども
ヤフオク,PayPayフリマ,ラクマでは
そんな “ ダフ屋価格 ” では売れず
メルカリだけに起こる現象のようです。
『 溺れる者は藁をも掴む 』
とはよく言ったもので
普段はメルカリでせこく値引きしてくる
金欠の学生が多い中
そういうところには
よく調べもせずに
お金を出してしまうんですねぇ…。
このはなしを始めると
量が多くなるので
ヤマの張り方を含めて
別の回で述べましょう。
といったところで
今回は
なつかしのクイズ番組から
クイズ王たちの勉強法を紹介しつつ
『 特別区職員ハンドブック 』と
メルカリの現象についても
書き綴ってみました。
以上
読んでいただき
ありがとうございました。