2016年10月14日金曜日

判例が収録されるまでの期間


法情報検索 各論 3 判例検索 1


かつての紙媒体の情報から
IT技術の発達により,
インターネットを介しての
Webの登場で
情報流通が高速化しました。

判例や法令等の法情報も同様で
より速く
情報を知ることができます。

今回は
判決が言い渡されてから
各媒体に
判例として収録されるまでの期間を
比較しました。


判例が収録されるまでの期間は
データベースや冊子体資料により
異なります。

図にすると,こんな感じです。



◆ 裁判所ウェブサイト - 裁判例情報
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0010?action_id=first&hanreiSrchKbn=01

◇ 最近の判例一覧
http://www.courts.go.jp/hanrei.html
裁判所トップページ
> 裁判例情報
> 最近の判例一覧

最高裁判所判例集 及び
下級裁判所判例集 については
過去3か月以内
知的財産裁判例集 については
過去1か月以内
各判決等の一覧が表示。

早いものでは
判決の翌日に掲載され
速報性に富む一方
審級・裁判所によって
掲載時期にばらつき

があります。
掲載までの期間は
翌日~約2週間から1ヵ月後。



◆ 裁判所時報

最高裁判所事務総局が
月2回(1日,15日)発行
する
裁判所組織内の広報新聞。

裁判例,最高裁判所判例要旨,
最高裁判所裁判例要旨
( 民事のみ )の速報が
掲載されています。

また,
裁判所に関係ある法律や
最高裁判所規則・規程の改廃,
裁判官の人事異動情報,
司法修習生の修習開始・終了,
裁判所関係のニュース等を収録。

1月1日号には,
長官所長会同における
長官挨拶が掲載されます。

判決言渡日から
約2週間から1ヶ月後に
判決全文を速報。

インターネットでの判決速報が
なかった当時は
相当早く,判例を見ることが出来る
情報媒体として活用されていました。

現在も民集・刑集の要旨を見たり
速報として利用するのに役立ちます。


◆ 判例雑誌

『 判例タイムズ 』 月1回
『 判例時報 』 月3回
分野別判例雑誌など

があります。

掲載は判決言渡日から
早くて約1ヵ月~6ヵ月
「判タ」,「判時」については
約1ヵ月 ~ 3ヶ月後。



◆ 有料判例データベース( Web版 )

◇ LEX/DBインターネット - ご利用案内
https://lex.lawlibrary.jp/guide.html

新判例公表にあわせ
毎週金曜日に判例を追録更新。

毎週アップデートされる
新着判例を一覧で確認できます。


◇ D1-law.com 判例体系
https://www.d1-law.com/service_info/hanrei.html

更新頻度は日次更新。
加除式書籍で提供されている
『判例体系』のインターネット版。


◇ 判例秘書アカデミック版( LLI統合型法律情報システム )( LIC )
https://www.lli-hanrei.com/ 
※ パスワード入力必要
> データ更新のお知らせ

更新頻度は毎月2回以上。


◇ Lexis (R) As One - 製品案内
※ 検索ご利用者向け ( PDF )

http://www.lexisnexis.jp/pdf/ASONE_Search.pdf

更新頻度は
最高裁判所Webサイトに
掲載の判例を毎週更新。
その他の判例は月1回更新。



◇ Westlaw Japan
http://www.westlawjapan.com/products/westlaw-japan/contents/

更新頻度は日次更新。


◆ 公式判例集

掲載までの期間は
およそ半年~1年以上で
収録までに時間がかかります。


公式判例集では
厳選された判例情報が
省略されず掲載されます。

また,重要性の高い資料ですので
著作や報告書等で引用する際には
先して引用することが
望ましいとされています。


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

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