2016年11月23日水曜日

韋駄天 と カタカナ 文語体の文


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土地収用法の沿革と検索
ご案内したように
明治時代の法文は
カタカナ・文語体
その読み方に慣れていないと,
読みづらいですよね・・・。

もっとも
民法や商法の一部,刑法なども
近年まで,カタカナ・文語体でした。

民法の現代語化
民法の一部を改正する法律
(平成16年12月1日法律第147号)

刑法の現代語化
刑法の一部を改正する法律
(平成7年5月12日法律第91号)

商法の一部現代語化
会社法の施行に伴う
関係法律の整備等に関する法律

(平成17年7月26日法律第87号)

会社法
( 平成17年7月26日法律第86号)

 商法 については
第1編 総則(第1条) から
第2編 商行為
第4章 匿名組合(第542条)
までが,現代語化 されていて

第2編 商行為
第5章 仲立営業(第543条)から
第3編 海商(第851条)までは
カタカナ・文語体 です。


職業として
明治時代の法令,大審院の判例 や
カタカナ・文語体の文献を
読むことに慣れている方々は
カタカナ・文語体のほうがよいと
言われる方がいると思いますが

そもそも法律はその適用を受ける
国民のためにあるのであり
そのためには
できるだけ一般の国民に
わかりやすいものであるべきで
このような
片仮名・文語体の法律の存在は
問題があると
いわざるを得ないでしょう。


川崎政司
『 法律の現代語化 - 求められる法文の民主化の努力 』
「 立法と調査 」 NO.189・1995年9月


『 法制執務コラム - 参議院法制局 』
より

と,あるように
立法者側も
現代語化を進めているようです。

ちなみに
『 法制執務コラム - 参議院法制局 』
参議院法制局職員が執筆した記事
(記事の内容は,執筆当時のもの)を
『 立法と調査 』
(参議院事務局企画調整室編集 発行)
から,転載したもので
法令等に関するエピソードなどが
記載されていています。

また,原典の
『 立法と調査 』
主要な政策課題や予算・税制の解説
国会に提出された法律案の紹介
国会ならではの情報や資料を駆使した
調査・研究の報告・論文を
掲載しています。

● 『 立法と調査 』 - 参議院 調査室作成資料
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/index.html
参議院トップ
> 調査室作成資料
> 立法と調査


カタカナ書きの文が読みづらい
という方には
以前にもブログで紹介した
「 旧法令 条文の検索 」
2016年3月28日



● 韋駄天 - 大審院判例簡易化ソフト(名古屋大学)
http://www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/idaten/
 リンクがうまくされないので
こちらのアドレスをコピーして
貼り付けてください。
( IEからが無難です。)

カタカナをひらがなにする
濁点をつける
句点・読点をつける
旧字体を新字体にする。

[ 難読字に読み仮名を付ける ]
の欄に
チェックを付けて実行すると
難読字に読み仮名を
付けることがでる。

[ IEなどの一部のブラウザ限定 ]
読み仮名の付いた語に
マウス・カーソルを当てると
意味が表示される。

という機能があります。

「国立公文書館デジタルアーカイブ」

「国立国会図書館デジタルコレクション」

写真なので変換ができませんが
HTML等
書かれていれば
コピペして実行
すれば変換ができます。

しかし
文語体が口語体の現代語に
なるわけではありませんので
ご注意ください。



以上
読んでいただき,
ありがとうございました。

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