2024年10月13日日曜日

区政情報コーナーの利用

区政情報コーナーで多い問い合わせ

特別区公務員試験問題コピーの注意点
環境, 土壌汚染, 医薬, 衛生, 建築関連の
届出事業者の閲覧


区役所には
名称はまちまちですが
区政情報室,区政資料コーナーという
情報コーナー(資料室)
設けています。

この情報コーナーでは
その区の 総合計画 や 予算・決算書,
事業概要,マスタープラン
といった
施策行政運営 に関する資料。

区史史跡,まち歩きなどを中心に
区に関係する資料の閲覧ができ
その他には
有償刊行物の販売も行っています。

足立区 のように
区によっては
区立図書館の分館的な機能も備えていて
図書館と同様に OPAC もあり
貸出しや取寄せ等も可能な
資料室もありますが

一般的な区政情報コーナーは
時期によって
特別区公務員志望者が
職員募集案内等をもらいに来るなど
人がパラパラと来る時期もありますが
全体として利用客は多くはなく
職員も暇そうに窺えるコーナーです。

職員の質についても “ 窓際族 ” のような
年配職員が担当していることが多く
メインの部署の職員に比べて
対応も格段に悪いです。
また
“ 区政情報 ” という
体裁はとっていますが
「暖簾に腕押し」とはこのことで
区政について尋ねても
満足な回答が返ってくることはまずなく
(皮肉を込めて)ベテラン職員らしく
のらりくらりで浅薄な方が散見され
まともな職員に当たることは
“ 稀 ” です。

したがって
詳しいことを尋ねたいときや
求める情報が明確な場合は
役所のインフォメーション
(総合案内)から
担当部署を案内
してもらうと
ストレスなく進むと思います。

このコーナーの利用者には
特別区職員採用試験
特別区立幼稚園教員採用候補者選考
過去問のコピーを取りに
志望者が訪れることが間々あります。
しかし
区政情報コーナーのコピー機
自動原稿送り装置(ADF機能)
無い ため
1枚1枚スキャンする必要があり
複数年分のコピーとなると
とてつもなく時間がかかります。
また
ストック過去問の充実度についても
それほど過去には遡れませんので
過去問のコピー については
平成14年度 乃至 15年度まで遡って
過去問の閲覧・コピーができて
かつ
自動原稿送り機能のある
コピー機が設置されていて
効率よく作業を進めることができる
特別区自治情報・交流センターでの
閲覧・コピーを「強く」お勧めします。

その中にあって
区政情報コーナーを訪れる利用者からは
ほぼ一定の同じような
問い合わせがあります。

その多い問い合わせを挙げてみましょう。
これについては
事業者によるものがほとんどです。

水害ハザードマップ の閲覧または入手。

これについては
宅地建物取引業法施行規則の
一部を改正する命令
(令和2年内閣府令・国土交通省令2号)に
よるものが多いと思われます。

なお
水害ハザードマップ
土砂災害ハザードマップ
各区のWebサイトからPDFで閲覧ができ
詳しい案内もされています。

洪水ハザードマップ公表状況

土砂災害ハザードマップ公表状況

環境,土壌汚染関連資料 の閲覧として

環境確保条例に基づく

「工場名簿」,「指定作業場名簿」
「工場・指定作業場廃止名簿」


環境確保条例に基づく

「土壌汚染情報公開台帳」

環境確保条例第116条第1項に基づく

「汚染状況調査に係る未調査地一覧」

土壌汚染対策法に基づく

「要措置区域」
「形質変更時要届出区域」の指定状況名簿


水質汚濁防止法,
下水道法および東京都下水道条例に基づく

「届出事業場名簿」

建設リサイクル法に基づく

「届出台帳」

医薬,衛生関連資料 の閲覧として

「理容所,美容所,クリーニング所,
公衆浴場,旅館業施設,興行場,
プールの営業施設リスト」

「食品営業許可施設リスト」
「診療所・歯科診療所・助産所リスト」
「薬局・店舗販売業リスト」

「施術所リスト」

建設・建築関連資料 の閲覧として

解体工事の事前周知につき
中高層建築物等の建築に係る
紛争の予防と調整に関する条例 による

「標識設置届」

建築物の解体工事の事前周知に関する
指導要綱
に基づく

「解体工事指導要綱報告書等受理簿」

全ての区は把握していませんが
おそらく利用者(事業者)の
ニーズとしては
各区同様と考えられ
これらのうちのどれかの情報を求めに
来庁される方が多いと思われます。

渋谷区などでは
これらの問い合わせや
複数の訪問利用者に対応すべく
区政資料コーナーに
予め ファイルを複数分作成
閲覧に供している区もあります。

また
練馬区などでも検索しやすいように
区のWebサイト
リスト化してまとめて提供しています。

各種台帳等(標識設置届など)の閲覧
-【練馬わがまち資料館】


さらに
オープンデータ として
区のWebサイトから
閲覧できるものもあります。

練馬区オープンデータサイト

まれに 図書館
特別区自治情報・交流センター
これらについての問い合わせをしている
利用者を見かけますが
これは 区役所マター なので
問い合わせ先が違います。

これらについて
区の公共図書館や
情報・交流センター等の
窓口スタッフに尋ねても
司書スタッフ個々の
能力にもよりますが
自分の経験上
きっちり案内してくれるかは微妙です。

こういった司書の能力を踏まえた上で
余計な時間を費やすことがないよう
これらの問い合わせ区役所
認識をしておいた方がよいでしょう。

そして前述したように
区役所のインフォメーション
(総合案内)から担当部署を案内

という流れがスムーズです。

もっとも
ハザードマップ医療機関リスト
図書館や自治情報・交流センターでも
閲覧対応できるかもしれませんが …。

洪水ハザードマップ【東京都建設局】

洪水浸水予想区域図【東京都建設局】

土砂災害にそなえて【東京都建設局】

東京都の医療機関・薬局の情報
については
全国の医療機関・薬局が検索できる
「医療情報ネット」があります。

東京都医療機関名簿 については
都庁内の 都民情報ルーム にて
購入することもできます。

医療機関名簿 - 東京都保健医療局

都民情報ルーム

なお
ここに挙げた資料については
閲覧申請が必要な資料もあり
担当部署が直接受け持っている
場合もあるので
詳細については
各区役所に問い合わせください。

この情報が参考になれば幸いです。


以上
読んでいただき
ありがとうございました。