2023年9月6日水曜日
クイズ王の勉強法と懐かしのクイズ番組
昔放送されていたクイズ番組を
今改めて観ていると
色々と参考になるものがあります。
その一つに
クイズ王と呼ばれた方々が
どういった勉強をしていたのか
ということです。
まずは
第1回 アメリカ横断ウルトラクイズ の
優勝者 である
松尾清三 氏 の 勉強方法です。
クイズ番組のオールドファンならば
松尾さんの名はほとんどの方が
知っているのではないでしょうか。
この方法は
第1回 史上最強のクイズ王決定戦
( 1989年11月14日 )で
放送されていたものです。
松尾 氏は
クイズ番組の出場が決まると
新聞などから
クイズに出そうな記事をチェックし
問題形式にして
カセットに吹き込んで聞く。
という勉強方法が紹介されていました。
資格試験,大学受験の勉強や
研修などにおいても
問題を作って解く作業は
頭によく定着する方法だと思います。
番組では他に
森田敬和 氏の
クイズ番組を録音した
カセットテープを
仕事の合間にひたすら聞く方法。
大木一美 氏の
多くのクイズ番組を録画し
クイズの本をとにかく読む方法。
これらは
資格試験や大学受験勉強的には
“ 過去問を何度も回す。”
といったところでしょうか。
その他には
水津康夫 氏の
あらゆるジャンルの本を
ひたすら読むこと。
これは 司法試験勉強的に言えば
“ 基本書を回す ” ということに
近いのかな !?
このように
名だたるクイズ王の勉強方法が
紹介されていました。
クイズといっても
試験と全く関係ないものではありません。
公務員 や 行政書士試験 などの
一般知識問題 の
時事や歴史,政治経済の問題は
出題の的が絞りにくく
雲を掴むようで
得点の確実性に
欠けるところがありますが
クイズ好きは
こういったところを得意としています。
それから
マスコミ関係の就職を
希望している方たちにも有効ですね。
これらを見ると
クイズの勉強 といっても
資格試験や大学受験の勉強法に
有効であるということがわかります。
だから
公務員やマスコミ志望の学生 は
大学で 『クイズ研究会』 に入ると
有利と言われる所以です。
それから要は
勉強しなければならないのではなく
勉強( クイズ )が
好きでしょうがないレベルになると
どんどん頭に入るということです。
そして
“ 繰り返す ” ということでしょう
ところで
一般の素人が遍く参加できる
クイズのレギュラー番組は
現在ではもうなくなってしまったと
記憶していますが
1970年代~1980年代 には
アタック25,クイズグランプリ,
アップダウンクイズ,
世界一周双六ゲーム,
ベルトクイズQ&Q,
三枝の国盗りゲーム,
クイズタイムショック などなど
多くの素人参加の
クイズ番組がありました。
それに加えて
それらのクイズ番組の問題集も
多く出版されていました。
今では ヤフオク などで
高値が付いてるものもあります。
クイズの話つながりで
女子アナで 菊間千乃 さん が
司法試験に合格し
弁護士になられたことは有名ですが
女子アナ → 弁護士 といえば
自分的には 小池達子 さん ですね。
『クイズダービー』の問題読み上げや
テレビ朝日の『おはようCNN』などに
出演していました。
“ 才女 ” の雰囲気のある方でしたが
『クイズダービー』の
当時の映像を見ていたとき
小池達子 さん は
今何をしているんだろうと思って
検索してみたら。
駒澤大学法科大学院を経て
弁護士になっていたんですね。
これは旦那様の影響なんでしょうか?
でも 若い人は知らないかな !?
クイズダービー に関連して
はらたいら 氏が
驚異的な正解率を叩き出していましたが
はら 氏がその理由について
自分と問題作成者の情報ソースが
同じだったからではないか !?
と語っていた記憶があります。
種本を知ることも
試験対策には重要です。
色々な本を読んでいると
あっ!これは!
と思う本に巡り合います。
資格試験の参考書 や
予備校テキスト にも
種本 があります。
例えば
予備校の 特別区公務員対策講座 で
配られる
テキスト や レジュメ の
特別区の政策の部分 は
『 特別区職員ハンドブック 』 の
第1編 第3章(区民のくらしと区政)を
中心にまとめたものが多く見られます。
特別区公務員対策講座 での
テキスト,レジュメ作成 や
参考書の執筆 において
『 特別区職員ハンドブック 』 は
「 あんちょこ 」みたいなものです。
試験勉強において
種本といわれる基本書を購入して
自分でまとめて整理するのか。
あるいは
他人がまとめた資料や収集した情報を
高い対価を払って入手するのか。
前者は『独学』, 後者は『予備校』
ということでしょう。
話をクイズに戻して・・・
ところで
クイズダービー の 大橋巨泉 氏。
アメリカ横断ウルトラクイズ の
福留功男 氏。
スーパーダイスQ の
土居まさる 氏 など
あの頃の司会者は
歯切れのいい “ 名調子 ”
かつ
素人の扱いが上手かったなぁ~。
と感じます。
この手の番組は
生かすも殺すも司会者の腕一本で
決まるようなもんでしょうからね。
コミュニケーション力と
場を盛り上げるテクニックを含めた
全体的な司会進行の技術は
ビジネスにおいても参考にして
応用できるものがあります。
大橋巨泉 氏 は
“ 司会は巨泉 ” というだけあって
絶妙な話術でしたし
ジャズや競馬,絵画の評論や
アメフトの解説など
才能も多岐に渡ってました。
テレビ全盛の時代を牽引してきただけの
技量を持っていたということを
改めて感じます !!
といったところで
今回は
なつかしのクイズ番組を振り返りつつ
クイズ王の勉強法を
書き綴ってみました。
以上
読んでいただき,
ありがとうございました。